NetBSD 1.6 のインストール

わずかながらですが、NetBSDのコミュニティへの協力と思いまして(^_^; 写真を交えながらインストールの説明をいたします。FreeBSDのように日本語化されていたりはしませんが、必要十分なインストーラ。OpenBSDのインストーラに比べ、かなり簡単です。「英語が苦手だから・・」という理由でNetBSDが使えていないようならもったいない。この記事があればもう安心。
以下の手順は MicroPCのCFよりインストーラを起動しUSB CD-ROMからインストールするものですが、他の形態でも一緒だと思います。

NetBSDのインストーラ起動画面

"a: Install NetBSD to hard disk"を選びます。

作業フローの紹介

a) パーティションを切って  
b) BSDのファイルシステムを作って  
c) ディストリビューションをインストールします  
「続けますか?」の質問に "b: Yes"を選びます。

インストール先の指定

wd0, wd1 がリストアップされますが、内蔵HDはwd0です。wd1はCF。

Diskのジオメトリの確認

BIOSが認識したジオメトリが表示されます。
今回は20GBのHDを使用していますが、シリンダ1024、ヘッド255、セクタ63が示されています。物理的には違うのでしょうが、BIOSの認識はこうだという意味です。
"a: This is the correct geometry"を選びます。

インストールの確認

NetBSDのパーティションがありませんが作っても良いですか?
"b: Yes"を選びます。  
この後、たびたびYes/Noの質問がよく出ますが、Yesを選んでいけば問題ありません。画面が同じなので省略します。

インストレーション形態の選択

"Standard with X"を選んで、ここではOSとX-Windowをインストールします。
パーティションの作り方の指定

自動でパーティションの作り方を決めてくれます。その通りに従うか、自分でカスタマイズするか決められます。
ここではお勧め通り、"b: Partitions are ok"を選びます。

diskラベルをつけます

ここでは適当に "NETBSD"としています。

ファイルシステム作成

本当にinstallしていいですか?の質問に Yesと答えた後、newfsが始まります。

Bootblockの選択

"a: Use normal bootblocks"を選びます。

最初の手続きが終わりました

disklabelを書き込んで、newfs、fsckを完了しましたという報告。
リターンキーを押してください。

Distributionの選択

NetBSDをフルインストールするか、カスタムインストールするかの質問です。ここでは "a: Full installation"を選びます。

インストール元の選択

本当に実行していいですか?の質問の後、Distributionをどこから読み込むのか指定します。ここでは"c: cdrom"を選びます。

CD-ROMのデバイスの確認

cd0で認識されているデバイスの、"/i386/binary/sets"よりインストールします。"c: Continue"を選びます。

インストールの開始

いよいよインストールが始まります。インストールが成功しましたの確認があります。okを選んでください。

Time Zoneの選択

"Asia/Tokyo"を選択。

passwordの暗号化方法の選択

DESとMD5のどちらかを選択できる。NISも使わないし、せっかくだから"MD5"を選択。

root passwordを決定

root passwordを入力する

install終了

おめでとうございます。最初の画面に戻りますので、"d: Reboot the computer"を選んでリブートして終了です。