宮城純米倶楽部・穣りの宴
宮城県酒造組合企画の「穣りの宴」に行ってまいりました〜っ。そのご報告です。宮城県の酒造組合でこのような試飲会を行っているというのは初めて知ったのですが、常日頃「地元宮城のお酒をもっと知りた〜いっ」という強い欲求を持て余していた私には「渡りに舟」。速攻で参加を決めたのでした。10/7、場所は「勝山館(しょうざんかん)」。何やら立派な場所でちょっと恐縮(^_^;
披露宴でも行えるようなホテルの大きな部屋に金屏風、ワイシャツ姿の方々。うーん、なんか想像していたのとチョット違うぞ(笑)右の写真は各蔵の杜氏さんがあつまり南部仕込み歌を歌っているところ。各蔵の杜氏さんが集まるなんてなんか豪華。
料理なんかもほらこの通り、バイキング形式で豪華です。とても食べきれません(笑)
そして「仙台日本酒倶楽部」の皆様。いつもお世話になっております(_O_) FUKUさんとひろさんを紹介すべきなのですが、写真がありませんでした(^_^;;
差し障りなく「たる」さんの写真を・・(笑)
20蔵ほどが集まり中央のテーブルでお酒を振る舞ってくれます。それぞれの蔵が2〜3種類の自慢のお酒を持ってきてくれているのですから相当の種類が味わえます(^_^)
品評会クラスはさすがにありませんでしたが、純米大吟醸、純米吟醸クラスはあたりまえって感じにありました。以下に竹丸が実際に味わったお酒の写真を載せます。本当は各蔵で何種類か試したところもありますので、これ以上飲んでいるという・・(笑)
ちょっとあわただしく、ゆっくり味わう状況ではなかったので(^-^; 一つ一つの感じをメモることができませんでした。もっとゆっくりやりたかったですね〜。ですが、大まかな傾向は分かりました、酔っぱらっていたので怪しいもんですが、参考までに書きます。
- 「蔵の華」はまだまだ
- こんな会ですから、やっぱり全面に押し出されていたのは宮城の酒造好適米「蔵の華」で醸した酒。かなり力を入れているらしく、どこの蔵でも出品していました。が、どの蔵もまだ発展途上という感じが否めません。線が細くてふんわりして危うい感じです、力強い酒を作る墨廼江のでもそう感るくらいです。
山形では、山形の酒造好適米「DEWA33」をの実力を出しつつある蔵があるように思いますが、宮城には「蔵の華」をちゃんと使える蔵は
*まだ* なさそうです(^_^;
- not「酒造好適米」の酒が多い
- 米だけをさして云々言うのはやぼかも知れませんが、なんとなく「ササニシキ」「ひとめぼれ」を使うのはなんとなくマイナスイメージがあります(^-^;
- 淡麗傾向
- やや濃厚で甘みと旨みのある酒が好みの私にとっては、実はあまりうれしくない感想なのですが、今回勧められるままいろいろなお酒を飲んで分かったのは宮城の酒は淡麗系が多いのではないかということ。各蔵のもっとも高価なランクのお酒を出品されているので淡麗傾向が強まったのかもしれませんが。
- 高価な傾向
- たとえば山田錦、美山錦、亀の尾などの酒造好適米を使った純米、純米吟醸クラス。ここのゾーンはいわゆる日本酒好きが好みそうな帯域ですが、値段的に高いような気がします。1500円/4合程度でできないでしょうか。実際の宮城の酒でこの金額では「ササニシキの純米」程度が平均のようです。
- 蔵別評価
- 「墨廼江」、「日高見」はやっぱりおいしいことを再確認。
「綿屋」の人気は相当なものだが、竹丸評価は・・先送り。うーん、どうなんだろ。
「乾坤一」の人気の盛り上がりは以前から気になっていたが、今回でちょっとマイナス。だって、私には無いからってことで出してくれなかったお酒(今回4合を
*2本* しか持ってきてないっていうんだもん)をお得意さん(?)には机の下から出しているのを発見。これについては同様のブーイング多数。
「宮寒梅」「四季の松島」の評価は後日自腹で買って飲んで決めます(^_^) 宮寒梅はちょっとひっかかるものを感じました。あまり酔っぱらってないときに庶民的な価格帯の製品で試してみたい。四季の松島は実は飲んでいない。だって「雪の松島」のパチもんっぽいネーミングだったんだもん。でも後日、「四季の松島」が実は竹丸お気に入り「於茂多加
男山」を作っているところと判明。かなり残念なことをしてしまったと反省。
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