美味しいお酒を楽しもう会 2001
秋のスペシャル in 桜山


11月10日に去年に引き続き、盛岡まで行ってまいりました(笑)芳本酒屋さん主催の日本酒を楽しむ会に参加するべく、新幹線に片道1時間ほどゆられ。 ここまで来ると酒飲みもバカの領域ですね(^_^;;
去年と違って今年は強い味方、JRの「もりおか麺恋きっぷ」がある。運賃はほぼそのまま(新幹線往復1万2千円)に、なんと5千円の商品券がついてくるのだ〜(笑)
何はともあれ盛岡なのだから、冷麺です。私もちょっと詳しくなりました。「ぴょんぴょん舎」「食堂園」と食べておりましたから「盛楼閣」に行かないわけにはなりません(^_^) 当然、通ですから「別辛」で注文です(笑)麺恋チケットを使いました。
麺恋チケットでお土産も買いましょう。駅ビルで使えますからお土産も自由自在・・な、はずでしたがなかなか決まらない。優柔不断な私は土産を買うのに2時間も駅ビルをウロウロ(^_^;  余裕をもった計画だったはずですが、気がつけば周りは真っ暗。
写真のバスは盛岡都心循環バス「でんでんむし号」です。どこまで乗っても一乗車100円のこのバス、麺恋チケットには一日乗り放題券もついてきます。私は観光にも使わずただお酒の会の会場に向かうだけの足として使用することになってしまいました(^_^;
左の写真は盛岡の観光スポットの一つ地方裁判所にある「石割桜」です。確かに割ってます(^_^) おおっと、会場に急げ急げ!
岩手県庁の前を通り岩手公園に向かいます。鳥居の麓。じゃじゃ麺の老舗で有名な「白龍(パイロン)」の手前に芳本酒屋さんがあります。入口だけではすばらしさがわかりませんので(^^; 勇気を持って中に入ってみてください。
そのままズズッとすすむと桜山神社があります。今回の会場はなんとこの神社だというのです〜(笑)
嘘だぁ〜と思っていると、あった、あった会場を示す貼紙。こんなのアリなんですか、神様(^_^; 今日飲むお酒は全部お神酒か!? はたまた収穫祭? うーん。今のお酒は去年造ったものだしなぁ〜(笑)
靴を脱いでそのまま靴下で会場入り。神社の中で、しかも全員靴下でというなんとも不思議な雰囲気。でも愉快ではある。
去年に比べてかなり広い会場。120名ほどは来ているというし、それでもかなりお断りさせていただいたのだとか。商売繁盛、商売繁盛。
会場内には去年同様の「きき酒」「お燗」コーナーだけではなく、「古酒」のコーナーに「お蔵さんブース」が新設。これは日本酒のテーマパークですよ(笑)吟醸酒だけではないお酒の楽しみ方の提案なのですね〜。大好きです、大賛成。
お燗のコーナーにいらっしゃるのは神亀の専務。日本酒界では超有名人。早速 お燗をいただこうとすると一升瓶を差し出す。いや、あの、お燗を・・という私に「だからこっち」と一升瓶を出す・・。
一升瓶から注がれる「ひこ孫」が・・私のお猪口を温めていく!! び、瓶燗つけられているっ(笑)「のんべ多いから追いつかねぇだろ」って (^^; いやー負けました(笑)愉快、愉快。
他のところはまかせられても、ここだけはまかせられないと「古酒」コーナーには芳本さん自ら立ちます。なんと、古酒にぬる燗をつけているんですな(笑)達磨正宗とか百々登勢(モモトセ)に燗ですよ、うひょー (^_^)/
コーナーといえば「一人で来た人達コーナー」というのもありました。こ、これはっ。うまい酒だけではなく出会いもプロデュース? 巧みだ(笑)
食べ物と言えば、これまたかなりマニアックなものがありました。古酒のコーナには「あわべに豆腐」。ほほっ、これは珍味、美味。一斗缶というかカリントウのような缶に入っているのは豆腐。ラベルにはピーナツペーストとか書かれているので、外側はリサイクルなのですね(^_^; 盛岡市内でナンバーワンと呼び声高い豆腐屋さんで、いただいてきた「よせ豆腐」なのだとか。そのままお玉ですくってください。にがりと一緒に牛乳も入れるのでマイルドなのだとか。
「わさびの酒粕付け」は神亀の酒粕を使用。芳本さんちのお母さんが涙を流しながら作ってくれたという代物。寸胴なべには豚汁・・かな。でも味噌味じゃなかった気がするな(^_^;;

「そば」も配られていました。わんこそば?
おっと忘れておりました。お酒の全リストです。全99種類、左にスキャンしたものを載せておきますね。さすがに全部は試せませんでしたが70種類位は試せているでしょうか。これも「きき酒コーナー」のおかげです。すばらしいシステムですね〜。ぜひこれらかも続けて欲しいシステムです。

お酒の会は出会いの場でもあります(笑)今や岩手県民でもある藤原さんと合流、お元気なことを確認 (^_^) 会社の方もご一緒でした。でもね、藤原さん。「日本酒の勉強始めたばかりでー」という女性を、一番最初に「古酒のコーナー」に連れて行くのはどうかと思いますよ(笑)好きですけど(^_^;
蔵元と絆を深める会」 でお会いした宮城県の白石市にある酒屋さん「丸秀酒店」さんもいらしゃっていました。芳本さんとはお知合いで、今回お酒の会の勉強にいらしゃったとのこと。

こんなマニアックな会ですから、私も負けじと「仕込み水」の写真で攻めてみましょうか(笑)田酒と南部美人のお水は美味しかったですね。神亀のお水はちょっと固いでしょうか。

折角ですからお酒の感想などもザックリと書いてみましょうか。特にいいなぁと思ったのは「菊の司」「外ヶ浜(田酒)」。
「南部美人」「菊の司/七福神」「田酒/外ヶ浜」などはさすがですね、美味しいだけじゃなくてキャラクタももっていて、それでいて安心感のある安定しているイメージでした。
「三井の寿」は全てに木香を感じました。製造工程で木に触れなくとも木香がすると言われていますが、ラインナップに「吟醸 木槽中取り」という物もありましたので、製造工程から来るものかもしれません。全体的に「美田」のような傾向がありました。
「神亀/ひこ孫」は是非とも燗でやりたいイメージ。「るみ子の酒」も飾らない素朴な旨みを大切にした柔らかなお酒だと思いました。共にこれからの季節に嬉しいお酒でしょうか。
「黒帯/加賀鳶」の違いについては前者が落ち着いたイメージで、後者はちょっと派手めにふっているキャラ付けでしょう。
「月の輪」は去年のイメージよりずっと良くなっていました。何か洗練された感じです。
去年から注目しておりました「南部関」。去年とは雰囲気が変わっているという前情報の通り、雰囲気が異なっておりました。お蔵さんにうかがったところお米を変えてみましたとのこと。生だったこともあり、フレッシュで力強く立ち上がり、ナタで断たれるような荒々しい後味。春先の山菜のような渋味が残る。なるほど、今年はこんなキャラクタで来ましたか。年ごとに楽しむのも良いですね。来年も楽しみです(^-^)火入れバージョンも試したかったですね。そうそう、参考出品のスペシャルな本醸造(芳本さんはNAOスペシャルと呼んでいました)、あれ美味しかったです。

シメは冷麺っ。一日二冷麺(笑)「食堂園」まではたいして遠くありません。藤原さんと最終新幹線の時間を見ながら寄ってみました。私はここの冷麺が好きですね、この麺の太さと、これでもかという歯ごたえが好みです(^_^) 今気がついたのですが、果物が乗っていないんですね。さくらんぼやスイカはNGだと思いますが、梨はあってもいいなと思います(笑)当然、通ぶって「辛み別」でオーダですよ(笑)

 

もどる