山形の吟醸酒を楽しむ会

4/27(金)18:30より仙台の国際ホテルにて、ここ数年毎年行われている「山形の吟醸酒を楽しむ会」に参加してまいりました。山形酒造組合の山形吟醸酒推進協議会が主催ですから気合いが入っていますよ。
毎年2月に行われている山形の「蔵めぐり」に参加していたので、毎回お知らせが送られてきていたのですが、山形酒は私のテリトリー、身近すぎて行くチャンスを失っておりました(^_^; でも、今回ばっかりは違います、会社も早々にあがりバスと地下鉄を乗り継いで会場に向かいました。
「竹丸さん行きましょうよ」藤原さんから声をかけていただけたのです。「芳賀さんも行きますし」。行きます、行きます!今回は写真には写っていませんが普段から一緒に飲んでいる友人登坂も参加するとのこと。こいつは楽しいぞ。
かくして、身近だけど気になるところがまだまだあった山形のお酒に、決着をつけに行くことになりました(笑)
会場は座席指定のバイキング形式、250名限定の満員御礼。開会の挨拶は、名前だけはいつもお伺いしていた山形県工業技術センターの小関さん。ちょっと感動。山形の酒の歴史、背景などを交えて乾杯で始まった。
実はスタート前から受賞酒コーナでちびちびやっていたんですが・・乾杯のお酒は「東北泉 佐々木勝雄」でキメてみました(笑)
「お料理はすぐなくなりますから、少し取ってから(酒を)始めましょうか」という藤原さんのアドバイスをきかず(^^; お酒に走ってしまった私は、空腹なまま酒だけをいただくということになってしまいました(^^;;

金賞受賞酒コーナで実際にいただいたお酒達です。コーナにはもっと種類が出ていましたが試したのはこんだけ(^_^;
さすが、金賞受賞酒どれも旨い。でも、今回は竹丸が山形酒に決着をつけるのがテーマです。ビシっと竹丸好み、竹丸が選ぶ山形酒なんてーノリで行ってみましょうか(笑)

ここからは「東北泉 佐々木勝雄」と「錦爛 大吟醸(非売品)」を選んでおきます。水の味すら感じさせるやわらか旨み淡麗の前者。高精米ではあるが甘みと旨み、そしてここの蔵の特徴である白粥の後味のような雑味、決して都会的ではない後者。
「銀嶺月山(非売品)」 「奥羽自慢 大吟醸(非売品)」「六歌仙 手間暇 受賞酒(非売品)」の印象もよろし。「竹の露 蔵古流(非売品)」は、竹丸大好きのお蔵&下のクラスのできの良さを知っているだけに、評価は辛口でちょっとはずしておきます
(^_^;;
「出羽桜 大吟醸 鑑評会出品酒(非売品)」を飲みそびれたのは残念。なに?実は「十四代 大吟醸」もあったって?人だかりが去ったかと思ったらなくなってました(笑)

蕎麦の実演が始まり、打ち立て、茹でたてをいただくために大勢の人が並びます。チャンスとばかりに空いた酒コーナを回る私・・(^^; すぐに蕎麦はなくなりましたが、藤原さんが取っておいてくださいました(_O_) ありがとうございました。「日本酒と蕎麦」大人にしかわからない楽しみですよね。柔らかに旨みののった淡麗が蕎麦に合うと思います。
受賞酒のコーナでは、どんどん空いた瓶が倒されていくのですが、なんと私が旨いと思った酒ほど空いていない(笑)なんで佐々木勝雄や錦爛、奥羽自慢、蔵古流が残っているのさ(笑)みんな見る目ないよ〜(笑)

続いて大吟醸コーナでいただいたお酒達です。当然、これらは並んでいたお酒の一部です。普段あまり飲む機会がなく、気になっていたところを流しています。ある程度知っている、竹丸おなじみのお蔵さんは今回は外させていただきました(上喜元、竹の露、樽平他)。

ここで印象に残っている酒は「くどき上手 大吟醸」「鯉川 純米大吟醸 亀の尾」「香梅 純米大吟醸」。
名前が有名だったがために知らず知らずに避けていた「くどき上手」。去年あたりにちょっと見直してびっくりだったのですが、これはすばらしいお酒です。米の甘み・旨みをなめらかな果実味に昇華させたお酒。
ともすれば淡麗になりがちな吟醸酒にあって、旨み指向に大きく振っている鯉川。多くのお酒をいただいているとその違いが際だちますね。
旨みに振っているということであればこの「香梅」。いただいているときにメモでも取っていれば詳細に報告できたのですが(^^; 今となっては他とは明らかに違った味わい、風味としかお伝えできません。このお酒、今回初めていただきましたが、ちょっと追加調査が必要ですね。

会場後ろの方に陣取っていたおばちゃんたちが席を外して少し経ったかと思うと会場が暗くなった。スポットライトで後ろにいたママさんコーラスの人達が浮かび上がる・・。

でわさんさん♪でわさんさん♪

で、出羽燦々の歌だ・・。ほろ酔いの中、かなり激しい電気が私の体をうったのでした(笑)
嫌いじゃないぞ、嫌いじゃないぞ(笑)

DEWA33コーナです。米・水・酵母とも山形オリジナルで作られたお酒達。こういったレギュレーションの中で作られたお酒の競演、お蔵の腕の見せ所。DEWA33が出て早5年。どこでも一緒の味で後味のギスギス感があった5年前とは全然違ったお酒達。前出の小関さんをして「この五年で一番できが良かった」と言わしめるのもうなづける。

DEWA33ナンバーワンはやっぱり「白露垂珠」。美山錦がやっぱりうまいこの酒ですが、出羽燦々で醸してもやっぱりうまい。この酒のDEWA33バージョンも何年か追いかけてましたが、やっぱり俄然旨くなっています。

DEWA33では外せない「出羽桜 純米吟醸 出羽燦々 誕生記念」の出来も気になるところです。 今回はもうギブアップ、飲めませんでした(^_^;

ああああ、こんなところに隠し玉っ!「新タイプのお酒」というコーナがあってそこに古酒が。東の麓の大吟醸十年古酒「大銀杏」。こいつわ旨いっ!

という具合で、「山形のお酒に最終決着」をつけるべく飲みに飲みまくった今回。気がつけばお料理を食べていないどころか、席にも戻らず誘っていただいた藤原さんや、芳賀さんともあまりお話もせず・・(^_^;; 大変失礼でございました。

で、決着はついたの? > 自分。
ですねぇ〜。ではでは、2001年4月付け 竹丸的要チェック山形酒〜っ いってみましょう!
私が山形をテーマにした居酒屋を作るとしたらこんな酒を出します(^_^) いろんなラインナップをそろえてみましたよ〜。生酒、火入れ、燗酒、一年中いけまっせ。いらっしゃい、いらっしゃい(笑) 
「十四代 本醸造 生 本丸」「出羽桜 本醸造3年古酒 枯山水」「樽平 特別純米原酒 極掬粋」「白露垂珠 大吟醸 美山錦」「くどき上手 純米吟醸 羽州山田錦48%」「上喜元 佐藤正一赤ラベル 」「錦爛 大吟醸」「東北泉 大吟醸 佐々木勝雄」ここまではキッチリ銘柄指定で(笑)
今回さらに調査せねばと思ったお蔵はお初なところから、温故知新まで「香梅」「鯉川」「出羽桜」「くどき上手」などなど。

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