原口そばや

前回来たときには「学校行事により休みます」という貼紙があり休みだったこのお店。リベンジにやってまいりました。 ときは折しも晩秋、新そばのシーズンです。
この界隈にそば屋があるとは昔から知っていたのですが探すことも無く、 手持ちの山形のそばの本によって再発見することになりました。
場所は山形上山市。私たちが知っている上山よりずっと東、山側。「こんにゃく番所」方向といえば分かりやすいでしょうか(^_^)  ここには昔の日本にあった秋の心象風景がありました。 紅葉する山。畑、ぶどう棚、干し柿。学校帰りの小学生。
一見 農家だが、玄関の傍にある石臼とのれんでそば屋だということがかろうじて分かる「原口そばや」の外観。
店内はやっぱり民家を改造したような造り。壁に飾られるサイン色紙の日付からその歴史がうかがわれる。ガイド誌でしらべてみると創業年数は80年ほどあり、通年の営業になったのは昭和46年からなのだそう。
「もりそば」を注文する。「板そば」の形で出てくるのではなく、皿に盛られて出てくるようだ。すするそばは喉越しがよく二・八蕎麦を思わせるが、これで十割そばなのだという。味もでていてこの滑らかさ。すばらしい。

食後にぶらっと散歩。この界隈は果樹園が多いようです。神社もあるし、なんとなく秋にきてぶらっと散歩するだけでも心地よいところです。自転車に乗って遊ぶ小学生に「こんにちは」と挨拶されて、何とも清々しく懐かしい感じに。

 

おいしい蕎麦も食べたし、気持ちいい散歩も出来た。あぁ〜なんといい時間をすごせたと車に戻る・・ あぁーっ、ごめんハナ。待ってたね(^_^;;

 

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