木こり

新そばの季節を前に(なぜ!?) 去年の夏のアウトドア塾でお世話になった山形蔵王の麓、木こりそばさんに行ってみました。 山形から坊平へ向かう蔵王エコーラインの途中、民家に降りていきそうな小道にそれる。入口にそば屋であると看板が出ていなければ気付かずと降りすぎる・・いや気付いていたけど通りすぎていたお店だ(^_^)
小道を降りていくと目の前には広い庭が開ける。正面にはお店。
お庭はちょっとパラダイス(探偵ナイトスクープネタ)入ったたたずまい(^_^;
残念ながらハナはここまで。車にしばられ外で待っててね。
お店に入ると大きなのこぎりが並んでいる。本当に木こりが使っていそうな大きなやつだ。
山形のそば屋スタイルに慣れている私からすれば、これはもう普通のスタイルなのだけど、他県から来る人達にとっては「明らかに民家」に上がり込んで食するというものは、実に不思議な体験に違いない。
嫁さんが二・八蕎麦である「なめこ蕎麦」を私が十割蕎麦の「そばせいろ」をいただいた。右の写真のような板でできたせいろに盛られる「板蕎麦」が山形の名物だ。量も多い。
二・八蕎麦と十割蕎麦、写真ではよく分かりにくいが蕎麦の色が違う。喉越し重視なら前者、口の中の香りを楽しみたいなら後者か。つなぎがないので、ぼろぼろと切れがちだが、茹でる段階できちんと麺の形をとどめているというのはやはりプロ(実は難しいんですよ)。
店内にあった地図を見るに、思った以上に敷地が広いらしい。なんと山菜も採れるのだ。ちなみに壁にあるメニュー「本日の野草天ぷら」はその日に敷地内でとれたものを出していただける。「ひょうって何だ?」と思われる方も多いと思う。手もとの文献をひもとくと、山形ではよく食べられる物らしい。「すべりひゆ」の別名だそうだけど・・正式名称の方がわからん(笑)
そばを使ったまんじゅうもありました。甘さ控え目の粒あんはとてもおいしいですよ、おみやげにどうぞ。
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