雪国やまがた銘酒蔵めぐり 2000 その1

今年もやってきました「雪国やまがた銘酒蔵めぐり」。
去年はじめてこのイベントで蔵巡りを経験、いたく感動しTakemaru.comの「日本酒雑記」コーナを作るにいたりますが、今年もめでたく参加することができましたことをここにご報告します。今回はその第一回目(^_^) 比較的昔ながらのこじんまりとした蔵を中心にまわってみました。「一献」として知られている山形市川西町の中沖酒造店、「樽平」「住吉」で知られる樽平酒造です。次の報告では大きな蔵をご紹介します。その比較も面白いと思います。お楽しみに。


中沖酒造店の遠景と入って一番最初に見られる米を蒸しているところです。


蒸しあがった米をベルトコンベアに移しています。その一部は「麹」用として麹室に運ばれます。


蒸米の一部は冷やされ「もろみ」用として、もろみタンクに移されます。もろみタンクの周りには渡り板が張り巡らせ中をのぞけるようにできていました。


蔵巡りの最後の締めはお酒をいただけます(^_^) 皆さんお酒を試している風景です。
ここで気がついたのですが、山形の酒米 出羽燦々を使っていながら、DEWA33のシールが張られているものと張られていない物があること。その違いは酵母らしい。早速飲み比べてみぐが、シールありの方が苦手なギスギスする味わいあり(^_^;; そーか、あの味は米じゃなかったのか〜。



場所は変わって樽平酒造です。
「酒林」は杉の葉っぱでできた玉飾りです。新酒ができた合図として使われています。


米を洗っているところです。ここでは杉の樽が使われていて雰囲気があります。今回は入れていただけませんでしたが、麹を育てる麹室です。


小さいタンクは酵母を培養する酒母のタンク。大きいタンクはもろみ用のタンクです。もろみタンクの周りには渡り板がひかれ上からのぞくことができます。


もろみのかぐわしい甘酸っぱい香りが広がっています(ごくり)。ここではもろみの味見をさせていただけました。右の写真は醗酵中の酵母です。泡アリ酵母なのでモコモコと泡が出てきています。モータでくるくる羽がまわって泡を消していました。


もろみを搾る「槽(ふね)」です。もろみを袋に小分けしてこの槽に並べ、上から圧力をかけてしぼります。このような形で搾ることにより搾りすぎを防ぎ、雑味が出ることを抑えられるそうです。そして搾ったお酒を貯蔵するタンクです。樽平酒造ではこれと別に「杉樽」に貯蔵する方法も取っています。


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