雪遊び塾2000

「雪遊び塾」が山形蔵王坊平で開かれました。
「山形林間学校」ってご存じですか?数年前私が東京の方でつとめていた頃、JRの中吊り広告に良く出ていて「あああぁ〜このまま会社に行かず、山形へ帰りたい」と旅情と郷愁を誘われたものです(笑)その企画は椎名誠さんの「あやしい探検隊」へと引き継がれたわけですが、なんと今回ひょんなことから同企画の流れを汲む(?)雪遊び塾に参加することができました。
坊平にあるペンションのオーナであり坊平のパラグライダースクールの校長である石井さんと、登山家であり「山形林間学校」の主催にも関係されていた大蔵塾長の企画で開かれた「雪遊び塾」。参加者は山形林間学校の頃からパラグライダーをやられていた方達で、東京や新潟からと遠方の方々がほとんど。仙台から行く私たちが一番近くからの参加者となりました。
Takemaru.comに遊びに来てくださったTOMさんが誘ってくださったことが参加のきっかけとなりました。常々アウトドア系を教えてくれるイベントなどがないだろうかと探していた私には渡りに舟、速攻二つ返事で参加を決めたのでした(^_^) TOMさんには感謝です〜。


夏には坊平キャンプ場となるここペンション村の隣。雪に埋まってなーんにもありません。スノーシューで踏み堅め、スコップでテーブルとイスをつくりました。この場所に来るためにも道を作ったり階段をつくったりと汗だくの重労働。それもこれも楽しいことをするためだっ(^_^)


石井校長持参のダッチオーブンでの料理は最高! 彩り豊かな「ビーンズスープ」は金時豆、花豆、大豆、えんどう豆、いろんな色のピーマン、いろいろな形のパスタととっても楽しくて体の暖まる一品。「チキンレッグのワイン煮」はワインたっぷりの豪華で香り高い料理。そしてデザートの「シンデレラパイ」。カボチャ一個をまるごと使うパイです。カボチャをくりぬいてカマンベールチーズを入れて、パイ生地で蓋をするというもの。こいつはうまいぞ〜。ダッチオーブンが欲しい病が再発してしまった〜(笑)
TOMさん持参の「燗つけカップ」を鍋に入れ、燗をつけてくださっているのが大蔵塾長。アウトドアの達人なので安心して冬キャンプができるのだ。


気温-10度の中での宴会風景です。私はお酒のせいか、寒さに強いのか案外大丈夫でしたが、みなさんブルブルです(笑)でも、楽しいんだな〜。と思っていたら雪が降ってきて・・さむ〜っ。


ペンションのアイドル、坊平犬(笑)のロビンとロッキー。あれ、どっちがロビンでどっちがロッキーだっけ(^_^;;



2日の天気はこんなに快晴っ! 蔵王でこんな天気は珍しい。きっと行ないのいい奴がいるに違いない。写真は坊平から蔵王の黒姫ゲレンデ方向を見たところです。上の方の真っ白なところは樹氷です。


スノーシュー履いてのハイキング。雪の林や雪原をどんどん進みます。道もなにも関係ありませーん。木に体当たりして雪をどさっと落すという遊びも流行りました。いい大人達ばっかりですが、こんなときは羽目を外すのがいいのです。右の写真は未踏峰に立ち雪風景を満喫している「たる」さん。


「クロすけ」さんも「けんろー」君も雪を大満喫!


付いた先は石井校長お気に入りの見晴らしのよい場所。一面の雪原とその向こうに上山方向がひらける風景はすばらしい。遠くには黒姫ゲレンデのレストハウスが見えていました。ペンションからかなり降りてきたとはいえかなり高いんですね。


3日目はペンション村よりもっと上、LIZAスキー場から山頂までのスノーハイキング。ゲレンデを横切り、林を登り、リフトを使って山頂を目指します。ゲレンデのトップからもうちょっとだけ登るとなんと樹氷原!! しりませんでした、こんなところに樹氷があるとは。


みんな四方に散ってはしゃぎます。おいおいどっちに行くんだい?


はしゃぎすぎ2例(笑)担いできた日本酒をごくり。・・山登りで汗をかいた後はビールだと痛感(笑)乾いた喉に濃厚な「上喜元 佐藤正一」は不向きでした(笑)喉が渇いて雪を食べまくったけど、山頂付近の雪はうまい。なにもかけないかき氷みたいで、いくらでも食べられちゃいます。スキー場くらいまで降りてくるとなにか変な味が混じって食べられなくなりました。


山頂付近からの絶景です。



帰ってきたら芋煮が待っていました〜。うれし〜っ。冷えた体に芋煮っ! 良く考えたら秋以外に食べる芋煮って初めてかも。

というわけで、雪を大満喫の3日間でした。ちゃんとした知識と道具があればあとははしゃぐだけ!! 日ごろの荷物は捨てちゃって雪にダイブっ!(笑)石井ご夫妻、大蔵塾長と参加者の皆様お世話になりました。とくに誘っていただけたTOMさんには大感謝です。最後に遊んでくださった皆さんのWEBをご紹介です。また一緒に遊んでください(^_^)