「バーチャル・学館」遂に実現!
若者の出合いの殿堂、山大学館を世界中に向けて日本語のみで熱く発信!
山形大学に入学、クラスメイト以外との出合いはまずここでと言う方が多いのではないでしょうか?
空き缶やゴミがそのまま置かれた白い丸テーブル、吸い殻でいっぱいになった灰皿・・穴があきスポンジまでえぐられた黒い安ソファ・・ 確かに僕はここにいた。
学館の中央にあり、食堂と生協AVコーナの間にありながら一種異様ともいえるこの空間。その異様な雰囲気は写真でわかるように、その部屋自体が持つものではない。そこに巣くう強烈な個性を発散している古株学生によるものである。
この空間には2つの顔がある。昼の顔と夜の顔だ。昼の顔はさほど重要でなはい。夜の学館内の集いに参加できるかどうかで、学生の、いや人としての価値が決まる!
その集まりに参加するためには、左の写真の黒板と本立てに置かれているノートを使うのだ。これによってサークルという異なる思想を持ちつつ一つの目標をもった集団に身を投じることが出きるのだ。
学館2階には確かに部室を持った文科系メジャーサークルもある。だが、それではだめなのだ。安易にそっちの道を進むのは間違っている。反社会的でクリエイティブで先進的でありながら時間の無駄的な、マイナーサークルがよいであろう。そこで感覚を研ぎ澄まし人生の根っこを鍛えるのだ(私の学生当時、その選択が女性との決別を意味することを知るよしもなかった(笑))。
夜の学館は6時頃から始まる。授業が終わり学館の住人が集まり出す。ボードゲーム系人間・アニメ系人間・漫画系人間・モデラー系人間・コンピュータ系人間が集まり、あくまで文科系の誇りを忘れず静かにテンションが上がっていく。自分の趣味、思想、最新テクノロジから、日本の行く末、女の話などを夜中までシラフで熱く語らうのだ(学館は夜12時に閉館)。
夜中に腹が減ったらグーテンバーガーが基本。
そんなマニア学生の生活を根底からサポートする学食と生協のAVコーナだ。食生活を支え、最新テクノロジとの出合いを与えてくれる生協・・
取材が休日であったため、内部の様子を知ることができなかったのは残念。しかし「テイクアウト丼コーナー」なんてのができていました。
学館をこよなく愛する地球物理学科修士卒の某先輩よりのつっこみ(96/10/31加筆):
よくも悪くも私の人生の6年間はあそこにあったのだと思うと、異様な(^^;)感慨が湧き起こります。
医学部に出撃するのも、こまつ書店に立ち読みに行くのも、生協で金井さんにマシンの値引き交渉するときも、みな学館からだったなあ。
学館の終わる時間 、これは21時です。追い出されたメンツで23時頃まで正門前で激論かわしたよねえ
(まー暇だったんだよ)。
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