米沢 '99 冬

年も押し迫った12/22-23に米沢に行ってまいりました。米沢入りは22の夜だったのですが、栗子峠はツルっツルのアイスバーン。米沢市内に入ると雪も降り始め、私たちが飲んでいた間もずっと雪が降っていたようです。夜が開けてみるとこれがまた絶好のスキー日和っ! 雪が積もっていて晴れているって気持ちいいですよね〜。心浮かれ気分でQV-10(おんぼろデジカメ)を片手に散歩してみました。

冬の上杉神社です。2月には恒例の雪灯篭祭りが行われます。日差しが暖かだったためか、積もっていた雪が解けてしずくが垂れる音が聞こえてきます。ときおりドサっと雪が落ちてきたり、雪の中の上杉神社散策は楽しい。お掘りには渡り鳥がやってきていたりします。


神社の北側から入って池の周りをゆっくり歩いていくと、木々に囲まれた庭があります。その一角にあった沢山の鳥居。真っ白の世界に真っ赤な鳥居が並ぶという印象的なカットだったのですが、うちのおんぼろデジカメでは再現できませんでした(^_^; 雪の中観光に来る方達も発見。ボランティアのガイドさんと一緒に歩いていました。上杉鷹山の像の前にてパチリ。


上杉神社の近所、一晩お世話になった先輩宅の周りをぶらぶら。是非紹介したい山形名物を見つけました〜(笑)「スノーダンブ」です! 画面中央のイカした赤い奴。パワーショベルの先っぽみたいな形をしていて、地面を滑らせつつ雪をどける道具です。集めた雪は米沢市内を縦横無尽に流れる「融雪溝」へドサっと流します。なーんか風情あるでしょ、この融雪溝の写真! 水音も心地いいのよ。 しかし、この日の位の雪ならば問題はないのですが、もっともっと降った場合 この融雪溝は雪で埋まり水が道路に溢れ出るんです。道路じゅう水浸し。よく長靴はいて大学に行ったものでした(笑)


もう一つ、冬の名物「消雪パイプ」。道路の真ん中や駐車場などにあって水を噴水のように出し雪が積るのを防ぐ仕組みです。その効果にいささか疑問を持たざるをえないのですが、消雪パイプの有無による積雪具合の違いは、ほら、この写真の通り(笑)
道路の真ん中にある場合、雪は消えていいのですが、逆に水浸しで結局また「長靴」の出番とあいなるわけです。都会から来たパンプス気取りのスカしたお姉さま方も一冬越せば、その次の冬には「長靴」女に早変わり(笑) シーズンも終わりになるとパイプの目が詰っちゃって一つの穴から背丈以上にピューって飛び出していることあり。研究室から夜中帰るときにさ、コンビニ(正確にはコンビニじゃない。当時米沢にはコンビニなど無かったのだ)で肉まんとか買って帰ろうとした道すがら、人知れずピューって出ているのを見るとなんかジーンとか来るわけっすよ(郷愁モード)。
ああぁ〜 冬の米沢ってなんかイイ。

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