吉野屋食堂 |
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山形のラーメンは、そば屋さんが出していたり、食堂で出していたりすることが多いが、ここ吉野屋さんもそのスタイルを継承している。店内はテーブルが4、5台ある広さ。社長いわく「あれでも拡張されたんですよ。もともとはカウンター程度しかなかったんです」とのこと。 席につくもお勧めが分からずキョロキョロしながら、周りで多くの人が注文していそうな「中華そば」をいただくことにした。 一週間以上つづいている風邪ひきのピーク。ここ数日まともに食事をとっていない私に味が分かるか?とちょっとだけ心配でしたが、そんなことは中華そばが運ばれて来ると同時に吹き飛んでしまいました(^_^) |
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旨味がしっかりとしているスープ。魚系のダシは入っていないのにどこか小ざっぱり。どこまでも透き通り、どこまでも染み入る。うっすらと浮く油が口中にたなびき、次のもう一口をさそう。あぁ、だれか止めてくれ〜。 麺はやや太めの歯ごたえのあるもっちり麺。歯根の感じる喜びだけではなく、すすり込む際のツルリ感も心地よい。麺好きの私にはたまらない麺だ。 派手な店鋪じゃなく、地味な食堂。凝った旨さではなく、単純で深いうまさ。普通に食堂に行って、普通にうまいラーメンを食べている、そんな山形の人たちはとても贅沢だと思う。 |
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