BENIBANAまもなく登場
くんくん・・。臭うぞ、臭うぞ〜っ。ハイテックで何か新しい動きがありそう。早速、仙台から都市間バス(経費削減^_^;)で一時間。山形のハイテックシステムに遊びに行ってきました。前回うかがったのは5月、SoftwareDesign誌の取材同行の時ですから実に5ヶ月ぶりにもなります(^_^)
実は秘密裏に動いている計画が幾つかありそうというのは伝え聞いているのですが、今回の目玉は「BENIBANAが販売される!?」というもの。他の情報もつかみ次第ご連絡させていただきます(^_^)
BENIBANAといえば、その色から開発名「紅花」とつけられていた働くPC。青森や米沢のバスに載り活躍中という話は聞いていたものの、実際に小売りされているという話は聞いた事が無い。いよいよ一般に発売か!?
写真の黒い筐体が「Benibana/Black」と呼ばれていた試作2号機。ブ、ブラックなのに紅花ですか〜(笑) 開発コード名がそのまま製品名に・・ですね(^_^)
中身はGeodeGX1/300MHz。ファンレスなことは当たり前ですが、HDレスっ! 機械的動作部レスで登場です。驚きはそのインターフェイスの多さ。CompactFlashを内蔵でき、外部にはPCMCIA,
USBx2, LANx1, Serialx1, PS/2, CRT, IrDAと充実。
大きさはMicroPC Geodeより小さい感じ。正しくは奥行きは少し大きくなっているのですが、薄く、すっきりとしたデザインになっているのでひと回りもふた回りも小さい印象です。
想定用途はMagicNCでのキオスク端末や、各種インターフェイスを利用してシステムのコントローラ。HDレスの堅牢性、コンパクトサイズ、充実のインターフェイス、そして人前に出したくなるデザインと、その筋な市場を開拓し席巻すべく送り出される戦略商品に違いありません(多分
^_^;)。
好き嫌いがあるかもしれませんが、ちょっと流行りなフロントのアクリル版。OEM取り引きがあった場合、筐体には手を入れずにアクリル版に製品名などを入れようという工夫のよう。青色LEDでぼんやりと青白く光るかも。表面加工されたつや消しの黒とLEDの青が、MicroPC
Edenからのコーポレイトカラーを主張します。
USBを使ってカメラをつなげたり、タッチパネルも動作実績がありますし、そして今回のこだわりIrDAで携帯電話と通信できたりと、つながるアプリケーションは多種多様。「働くPC」として、まさに「いつでも、どこでも、だれとでも」お仕事ができるようになっています。左の写真はPCについているIrDAを使った携帯電話でのデモ風景。同様の事がBenibanaでもできるようになります。
ちなみに、BenibanaのIrDA受光部はフロント右上の四角い部分。
MicroPCや、元祖Benibanaとして十分こなれたGeodeベースのハードウェアです。動作実績は十分な*BSD/Linuxのだけではなく、今回はいよいよWindowsCE.netでの開発環境も考えているとの事。このように、私たちホビィスト向けというより、実際に仕事で求めている方々、使う道具にもこだわるプロフェッショナルに嬉しいキーワードの連発です(^_^) お仕事の相棒にいかがですか〜。
話題変わりまして最近のハイテックのお話。MicroPC Edenにマイナーチェンジがあったようです。左の写真は筐体を分解する事なしにメモリを入れられる裏ぶた。HDを入れて使う方には関係なさそうですが、HDレスで使われる事も多いとの事でユーザの使い勝手を地味ながら改善(^_^)
右はMicroPC EdenをATA100化する*実験*。ケーブルが88芯化できれば良いのだそうですが、これまた大変。電源をとるために基盤に改造も必要になっているのだそうで、パワーアップキットとしての販売は無さそう(^_^;
NotePCなどではどうやっているのだと、幾つかのメーカ製noteをバラして研究しているのだそう。うーん短距離なら44芯でもいいの?!と反則技炸裂を見つけてしまったのだとか、とか(裏話)。
「じゃぁ、見て行って下さいよ」と、エージング中のラックマウント形のサーバ群。「さすがにこんだけ動かすと、ブレーカ落ちちゃうんですよ」って(^_^;; Xeonのパッケージもこれだけ並ぶと圧巻です。
ホワイトボードにはビッグな客先名がずらずらっと・・。それはまずいと思ったので(^_^;; 見ないふりしました。
「おおっ、確かに青く光っている〜っ! Windows CE 動いてる〜っ」
どんな風に使われて行くんでしょうか、ルータだとかインターネットサーバとかじゃない、もっと、本当の意味でのMicroPCとして可能性を、ぜひ見てみたい機械です。
