愛宕の松 Live in 白石

今年の半月は早い桜前線が白石を過ぎ去ろうとしていた4/6(土)、愛宕の松の蔵元さんを呼んでのお酒を楽しむ会に行ってまいりました。「Live - 酒と酒はなしを楽しむ会」という洒落た会を催されたのは白石の酒屋さん、丸秀酒店さん。ここの若だんなさん、かなり*興味深い* 方です(^_^) 酒抜きでもぜひお付き合いしたい、そんな方(笑)。
受けて立つのは「男気」を背負って酒を造る「愛宕の松」蔵元 新澤さん。2年前の冬の夜にアパートの6畳間のコタツで語ってくれた夢、1年前に見せてくれた苦悩と自信、そして今年・・。さぁ、Liveの始まりだっ。

場所は丸秀酒店さんの本店である「阿部秀酒店」さん。築100年ほどのお屋敷で内部はこんな風。庭と蔵、用水が引き込まれケヤキの巨木が印象的な素敵な場所です。

会場にはなぜかハナと嫁さんが(笑)庭を掘っちゃダメだぞ、ハナ。

気がつけば会場は満員。集まったメンバーは微妙に顔見知り(^_^) 白石での本格焼酎を楽しむ会でお会いしていたり、仙台日本酒倶楽部のいつもの面々だったり。いったい私はどこにいるのだという不思議な感覚。
日本酒は雰囲気が大切ですね、落ち着く阿部秀屋敷もですが、知り合いが多いというのはなんとも心地よし。私は宴会スタイルって好きなんだなぁ(^_^)

スーツスタイルの新澤さん。こんな姿を見るのは初めて(^_^; 「今日はお仕事だから・・」だそう。先日、NHKのローカル番組で酒造りについて語っていた厳しい顔はどこへやら。きっと蔵の新しい冷蔵庫の中にでも置いて来たのか(笑)

順番に「純米大吟醸 八反」「純米吟醸 自然圧 蔵の華」「純米酒 ひとめぼれ」「純米酒 ささにしき」「特別仕込 本醸造」

私のイチオシは蔵の華。このお酒、搾りたてから何度か試す機会があったのですが着実に味がのって来ています。 やさしい旨口。春、夏、秋と味の移り変わりが安心して楽しめそう。たしか愛宕の松は瓶火入れ。しっかり造って、火入れされたお酒は一年中楽しめます。香ったりガツンと来たりする刺激的なお酒も良いですが、ゆっくりやれるお酒も安心しますね。

続いて本醸造、これは反則本醸造ですね(^_^) 旨すぎです。地元、三本木界隈の晩酌酒の味が一気によくなるんですね。こいつはみんな驚くよ。去年あたりから本醸造クラス2000円/升あたりが熱い! 愛宕の松も参戦か。とてもきれいな本醸造ですが、後味に若干 心地よくない味が浮く。

ささにしきは私がとても期待している酒。飯米で醸す最高に旨い酒を見てみたい。去年に比べてさらに旨くなっている、一昨年とは段違い。本醸造と同様に味の膨らみの直後に、独特の風味がある。この風味に昔ながらの愛宕の松を垣間見る。私は嫌じゃないが(^_^; きっと苦手な人が多いはず。

おっと、愛宕の松の蔵人全員(4人)集合しているのでした(^_^;
写真左が横田(21)さん、右が角田(26)さん。新澤さんも26歳でもう一人が17歳(ごめんなさい、写真とってなかった)。やる気のある若者が思いのたけをぶつける。できる酒は悩み多き青い酒かも知れないが、夢がある。そんな想いまでが旨味。 竹丸にとっては身近で体感できる「プロジェクトX」だ (笑)
ちなみに中央で落ち込んでいるのは悩み多き35歳、某お蔵さんの蔵人(笑) 角田さんに関西弁で諭され中。
丸秀さんは炭いじり中。

でた〜っ、余興酒2種。「活性炭入り純米酒」「香り付け純米大吟醸」。世の中には上手く見せるためのテクニックが駆使されたお酒もあるんですよという社会勉強。愛宕の松ではやらない手法。
通常前者は濾過して炭をとる。黒いままでも舌触りなどは感じない。 とてもきれいな純米酒で水晶玉を口に含んだかのような滑らかさ。後者はいわゆるトロピカルフルーツ系の香り。ともに結構「あるよな〜」と思う味。頭ではイカンと思いつつ、それでも旨いと思っちゃう私の罪の深さよ(笑)
やっぱりシメは大吟醸アイス。これ最高です。

2次会は「カフェ・ミルトン」。払い下げの貨車が、かくも心地よい空間になるのかというお店。スタンドピアノが置かれ、壁は一面ミュージシャンのサイン(多分)。小さな暖炉で薪が弾ける。ライブ会場ともなるこのお店、今度は是非ライブにも来てみたい。ん、そーか今宵も「愛宕の松 Live」(笑)

ここのマスターはほろ酔い加減になるととてもノリが良くなり、客として居心地度がさらにアップ。私もいいかげん酔いが回り、前回聞いて良かった「トニー谷」をアンコール(笑)

仙台から参加の人たちもかなり(ちゅーか全部?)2次会に残っている。 おいおい、新幹線の時間は大丈夫なのかい? なんか皆電車の時間を知らなさそう(笑) こんなノリのお酒を楽しむ会は初めて。いいや、楽しいから皆 乗り過ごしちゃえ!(笑)

ピンホールカメラ持参で会場を撮る方もいらっしゃいました。やっぱり丸秀さんのお知り合いはグッと来る方多し。私はお酒そっちのけで、カメラのお話に混じっていました(^_^;

今回の楽しむ会で新しい「愛宕の松」に出会えました。蔵人さんがやる気に満ちて生き生きしていたのが印象的、自分らで造っていく満足感と自信。 出来上がったお酒はいわゆる大ヒットする酒ではないけれど、明らかに2年前の愛宕の松とは全然違ったブランニューな酒。粗を探すより、今は純粋に誕生を祝いたい気持ち。

「 誕生日おめでとう、いいライブでした。」

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