地方からの発信 |
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8/29、場所は米沢市
上杉神社脇の置賜文化ホール。もともと工業高校があった場所に、かくも巨大で立派な建物ができていようとは(^_^;; 圧巻です。 市の会議室のようなところを想像していた私はのっけからびっくり。 中に入ってスーツ姿の係員多数にさらにびっくり。わ、私は何に来たんだっけ(^_^;; |
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大きな立派なホールに3〜400名もの聴衆。本格的なパネルディスカッション風には驚きました。ほんと、こんなしっかりした会だったのですね。 司会は日本酒関係の出版・イベントで有名なフルネットの中野さん。 パネラーとして「十四代」の高木酒造 高木顕統さん、「天明」の曙酒造 鈴木明美さんのご参加。かなりのビッグネームに興味津々。それまでの一般的な日本酒とは明らかに酒質・販売等 戦略を見せた十四代。そして、つい先日、 お話をうかがうことができた天明。 おもしろいお話が聞けそうです。 |
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フルネットの中野さんはやはりメディアからの切り口で分析。小気味よいテンポで話を振ります。 |
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十四代の高木顕統さん。雑誌でよくお見かけするので、ちょっとヒーローを見る感じ(^_^)
デパートの酒コーナの店員さんからの転身ということもあるのか、終始なごやかな雰囲気をまとって、お酒を造ってきた経緯等をとても根明に話す(^_^) リラックスした発想とスタイルが印象的。ある一杯のお酒の出会いと、お店に来るおばちゃん達に安くて旨い酒をというひらめき、時流にのる嗅覚の持ち主だなと感じました。 「本丸はおばちゃん酒だった」という話は面白かったですね。酒の味は毎年変わってゆく。蔵 伝統の味というものではなく、自分を味わってほしい・・なるほど! |
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天明の鈴木明美さん。彼女を突き動かす力は蔵で生まれ育った思い出。子供の頃のタンクから香るメロンやバナナ、リンゴの匂いの思い出、タンクの醪の声。勉強だけでの造りでは、声が聞こえなかったと言う。 銀行員からの転身。後継ぎ、"家"、そんな古くて重い事柄を逃げることなく真正面から受けとめた彼女。新しいことを始めるのに古いものをただ壊すのではなく、大切にしたスタイル。子供の頃に感じた喜び、どきどき、感性を大切にしている。「女だから・・とは考えたことがないが、蔵人さんの相談相手としては女がよかった。」とはじめて女性という言葉を口にした。天明が目指すのは地元で造った、地元の人に旨い酒。そして全国に通用するものであればと語る。 |
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熱い話にすっかり感動してしまった私は「何か発信せねば」と根拠のないやる気を発揮。質議応答の時間に突入するやいなや間髪入れずに手をあげました(笑) 仕込みじゃないか?
との声もありましたが、いいえ仕込みではありません。きちんとその場で考えての質問ですよ(笑) |
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地方からの発信するということについての成功、テクニック的にはフルネットの中野さんのおっしゃる通り。またお二人から伺ったお話からは、1.5次産業とも言える酒造りには、品質・コスト・マーケティングとは別に、1次産業と同様に食を預けられるという信頼関係、心のつながりが大切と感じました。 米沢青年会議所の皆様、お疲れ様でした。とても有意義な公開例会になったのではないかと思います。いたっちさん、うめちゃん誘ってくれてありがとう。私が仙台から駆け付けるきっかけにもなった米沢日本酒部会の皆様にも感謝です。 |
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